奈良育英学園

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奈良県奈良市に所在する中高一貫校。系列に育英西(奈良市)がある。

サッカー部が全国高校サッカー選手権大会冬の高校サッカー)に13回出場している。サッカー選手を多数輩出している。

学部卒初任給の月額226,000円。これが諸手当込みの額でなければ、まあまあだろう。

サッカー部で体罰:監督の校長が辞職

奈良育英中学、高校のサッカー部で、部員への体罰行為があり、監督を務める学校長が辞職していたことが分かりました。

奈良育英中学、高校を経営する学校法人によりますと、サッカー部元顧問の男性教師(43)は、「部活への取り組みが消極的だ」として、複数の部員の生徒の胸を殴ったり、顔面を平手で打つなどの体罰を行いました。また、監督を務めていた上間政彦校長(57)も、至近距離で蹴られたボールを体で止める練習を特定の生徒に集中して行うなど、行き過ぎた行為があったということです。上間校長は先月末付けで辞職しています。奈良育英高校サッカー部は1994年度に元日本代表の楢崎正剛選手を擁し、全国第3位に輝いた名門です。

部員の胸を殴る“体罰” サッカー部監督の校長辞職

同校の上間政彦校長はサッカー部の監督をも1983年から34年にわたって務めていたが、同校長が体罰のかどで辞職したという。また同部顧問の43歳教員も同じく体罰を行っていたとのこと。後者の実名については、コチラのサイトでは同定しているが、マスコミの報道では明らかにされているわけではないので、当サイトでは伏せておく。

本来、校長は体罰がなされないように教員を指導、監督すべき立場である。その校長が自ら体罰を行うというのは、言語道断だ。そのような校長が管理職を務める同校の管理体制やコンプライアンスが適切であったとは到底考えられない。同校の体質を疑う。

体育教師を校長にする愚

以前記したことがあったが、かつて体育科が強い発言力を持っていた学校に勤めていたことがある。ただでさえ異動の少ない私立校において、体育科の教員は初任校を定年まで勤め上げるケースが極めて多いように思われる。長くいればそれだけ発言力を増す。それだけ校内の要職にも就きやすい。

本校同様に、拙の前任校もまた運動部に力を入れているところであったが、役職についている体育科の教員にかぎって、世間一般の常識から逸脱した人が多かった。偏った経験を承知で言うが、スポーツ(運動部)に力を入れている私立校の体育教師には、はっきり言って同僚として働くには信頼が置けない人物が多い。

サッカー部の名将を校長に据え置いたのは論功行賞だろうか。 あくまでも想像だが、本校のような学校では体育教師を管理職にはすべきでなかっただろう。その意味で経営者すなわち学校法人や理事会の任命責任まで問われるべきだ。

体育科が強いと思しき本校の体質、コンプライアンスを徹底できない管理職、経営者の不見識――このような学校に勤めたいと思う教員がいるとしたら、体育教師か、せいぜい教科指導よりも部活動指導がやりたくて教員になった類の人物であろう。