愛光

またしても、登録している私学教員求人募集サイトからメールが来た。

この業者に登録して数年経つが、このような非公開求人の紹介メールが届くようになったのは、今年が初めてだ。なぜだ?

四国・愛媛県の学校

ところで、曰く、愛光(愛媛県松山市)より非公開の人材探しを依頼されたという。

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本校は1956年創立のキリスト教中高一貫校である。当初は男子校であったが、2002年より共学化している。男子生徒のみ利用できる寮を設置している。

2017年度大学入試の合格実績は、東大22(15)人で全国24位、京大7(5)人などである(カッコ内の数字は、現役合格者の内数)。1学年のヴォリュームが250人程度らしいので、進学校としてはなかなかの成果である。灘(神戸市)、ラ・サール鹿児島市)と並んで「西の御三家」と呼ばれていたらしい(?)ことも頷ける。

教員が職場を選ぶ根拠(1)立地・待遇

話を求人メールに戻す。

メールそれ自体は業者が出しているはずなので、宛先については学校は関知していないと思われる。とすれば、なぜこの業者は、関東圏に住んでおり、愛媛県にも四国にもゆかりのない人間(拙のことである)がそちらに移住してまで転職しようとする、と考えたのだろうか。

(ただし私立校の教員でも、日本全国を飛び回って転職する者は、決して多くはないが、いる。前任校にそういう同僚が多く、その理由を聞いたことはなかったが、恐らく直接ヘッドハントされたのだろうと思われる)

しかも現在、同校はそのウェブサイト上でほぼ同じ条件と思われる英語科の採用情報を公開しているので、 同校が英語科の教員を探していることは、はっきり言って非公開でも何でもないのではないか。

さらに、その業者からのメールにおいても、同校自身のウェブサイトにおいても、待遇が明記されていない。まずカネの話をしろよ。特に遠方から人材を引っ張りたいのであれば、給与を含めた待遇にモノを言わせるほかはない。

教員が職場を選ぶ根拠(2)大学合格実績

待遇以外で教員が勤務先に魅力を感じるとしたら、知名度である。

基本的に私立(中)高校の知名度は、部活動(特に野球)か大学合格(特に東大)の実績に大きく左右される。教科指導の面で優れた教員ならば、学習に高い意欲を示し、かつ学習能力の高い生徒がたくさんいる学校、つまり大学合格実績のよい学校で教えたいと思うはずである。

もっとも、上に挙げた程度の合格実績ならば、関東圏から四国に移住してまで転職したいとは思わない。2017年度大学入試においてラ・サールは東大に40(28)人合格しているが、それでも鹿児島に行きたいとは思わない。灘なら、移住の労を賭しても教えてみたい(が、男子校なんだよナァ。ラ・サールもだけど)。

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