立正大学淞南高

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立正大学淞南高の外観(同校ウェブサイトより)

島根県松江市に所在する共学高校で新型コロナウイルス感染症の大規模集団感染が発生した。感染したのはサッカー部員の男子生徒86人と男性教員2人の計88人であるが、生徒のうち80人は寮に居住しており、両教員も部の関係者とのこと。

新コロ感染症は誰しも感染しうるものであるから、感染しても已むを得ないとは思うが、さりとて集団感染の予防対策を怠ってよい道理はなく、批判の謗りを免れない。馬鹿過ぎる。部活動やその寮生活での集団感染は言うまでもなく学校の責任である

なお今年(2020年)度の同校生徒数は男子274人、女子35人の計309人である(コチラを参照)。昨年(2019年)度時点ではサッカー部員は131人というから(コチラを参照)、全生徒の半分弱はサッカー部員なのだろう。

大方、サッカー部にデカい顔をされていて、管理職のガヴァナンスが届いていなかったのではないか。寮での感染症対策は部に任され、放置されていたと推察される。

やや古い情報だが、同校野球部が「全国高校野球選手権大会」(夏の甲子園)に出場した2012年度には同部員が102人いたという(コチラを参照)。同部も選手寮を有している。野球部がサッカー部同様に今年度も同規模ならば、野球部の大規模集団感染も検査をすべきである。

高校野球の独自大会は8月4日(火)に終幕し、同校野球部は準優勝した(コチラを参照)が、このクラスター発覚はそのあとで、同校にとってはラッキーだったろう。順番が逆だったならば、出場辞退は避けられなかった。

第99回全国高校サッカー選手権大会島根県予選は現時点で日程未定であるが、同校サッカー部は大規模集団感染の責をとり、出場を辞退すべきである。

 

2021年7月25日(日)一部修正:トップ画像の差し替え、誤字の訂正