京都共栄学園

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京都府福知山市に所在する中高一貫校

千原ジュニアの出身校で、中学時代に引きこもり、登校拒否をしたのはこの学校である(のち高校で中退)。

(恐らく学部新卒の初年度で)月額は基本給207,000円、調整手当12,420円、計219,420円。賞与は年2回4.6か月分。従って初年度の年額は、

219,420(円)×12(か月)+207,000(円)+4.6(か月)=3,585,240(円)

初年度の基本給はやや低めか。他方初年度から4.6か月分の賞与を出すのは気前がよいし、そもそも賞与分まで公開しているのは素晴らしい。

津田学園

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三重県桑名市に所在する中高一貫校

(恐らく学部卒の)初任給は216,000円だが、これは諸手当抜きの基本給だろうか。だとしたら、まあまあよい。

賞与は年3回だそうだが、何か月分出すのかが問題だ。

公表されている福利厚生は手厚い。他校に類を見ない。

育児休業制度(最長3年)

退職者復職制度・・・本学園に5年以上良好な勤務評価で勤務した職員が、止むを得ない理由で退職し、8年以内に再就職を希望した場合、原則退職時の役職・給与を引き継ぎ、復職することができる制度

企業主導型保育事業・・・職員のための学園内の保育所(予定)

 出産・育児のために退職する女性教職員にとってはありがたい制度である。

しかし退職者は必ず復職できるのだろうか。8年経ったら状況が変わりましたゴメンナサイ、なんて話は学校法人だろうと一般企業だろうと、ありうる話である。

八千代松陰

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 千葉県八千代市に所在する中高一貫校。学校が成るに際しては、創立者・山口久太(1911-1993)に地元選出の県会議員、衆院議員の江口一雄(1937-2014)が無償で土地を提供した。初代理事長に山口、のち2代目に江口が就いた。

校舎の周りにグラウンド6箇所を有する。体育館も2棟ある。テニスコートは5面ある。

創立者の山口が体育教師であり、運動部各部が知られる習志野市立高校初代校長、また東海大学体育学部長まで務めた人物である。本校が(少なくとも)スポーツには力を入れているのには、創立者の経歴が影響しているに違いない。

学部新卒常勤講師の月額は本俸(基本給)217,000円、特別手当38,332円、計256,132円。賞与は初年度2.9775年分(細かい!)、2年目以降は4.5か月分。従って年収は、

初年度:256,132(円)×12(か月)+217,000×2.9775(か月)=3,719,701.5(円)

2年目以降:(仮に)256,132(円)×12(か月)+217,000×4.5(か月)=4,050,084(円)

月額だけを見ればまあまあか。賞与分まで公開していることには好感が持てる。

阪南大学高校

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大阪府松原市に所在する高校。中等部は2003年に設置されたが、2011年度をもって生徒募集を停止している。

旧称を大鉄高校というが、これは大阪鉄道社長が学校建設を支援していたことに由来するという(大阪鉄道はのち関西参宮鉄道と合併し、現在の近畿日本鉄道の一部となっている)。1986年に現校名となる(法人名は1994年まで大鉄学園であった)。

中学が潰れるということは中学受験生(とそのご家庭)に訴えるブランド力がないということか。先に紹介した追手門学院大手前は一族で入学するケースが多いというが、追手門学院にはブランド力があって、阪南大にはそれがないというのは、近畿圏外の人間には何ともわからない(まあ、関東圏の私学も摩訶不思議なことだらけだが)。

学部新卒の専任の基本給月額は210,400円という。ここに手当てが諸々加えられるのだろうが、初年度の額としてはまあまあか。

追手門学院・追手門学院大手前

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追手門学院大阪府茨木市に所在する、追手門学院大手前大阪府大阪市に所在する、それぞれ中高一貫校である。

ウィキペディアによれば、伝統的に一族代々で入学するケースが多いそうだが、近畿圏(大阪府周辺地域)に住んでいる人でもなければ、同校のブランドイメージは伝わらないだろう。

追手門は「おうてもん」と読み、大手前は「おおてまえ」と読む。もっとも、地元では追手門は「おってもん」と促音化されて読まれることもあるという。いずれにせよ追手前学院大手門「おうてもんがくいんおおてまえ」は紛らわしいネーミングだとは思う。

大卒初任給の月額が専任で266,336円、常勤で242,500円。これらは諸手当込の額であるが、まあまあ良いとは思う。賞与の条件等は不明だ。

専任と常勤との「差別」が気になる。カネが違うなら、常勤のほうが明らかに仕事が少なくあるべきだが、いかが。

京都国際

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京都府京都市に所在する中高一貫校。前身を1947年創立の京都韓国中学校・高等学校といったが、校名変更し一条校となったのは2004年である。一条校になる以前から韓国政府に認可されている。

本校は韓国学校と呼ばれているが、それは、朝鮮総連の指導下にある(と見なされている、北朝鮮系の)朝鮮学校とは区別される。

生徒数は少ない。中学は37人(2016年4月現在)、高校は6クラス125人(同5月現在)(コチラコチラを参照)。

基本給180,500円、手当26,084円、月額206,584円はかなり安い。賞与は、1~2年目の2.5か月分はまあ仕方がないとして、3年目以降の3.6か月分もまた安い。

年額1年目:180,500(円)×(12+2.5)(か月)=2,617,250(円)

年額3年目:(仮に)180,500(円)×(12+3.6)(か月)=2,815,800(円)

生徒数が少ないということは授業料収入が少ないということだから、そのことが教職員給与に反映されていると思われる。さらに、学校の特性上、受験生はもっぱら在日の韓国もしくは朝鮮系生徒に限られると思われ、ゆえに受験生数も受験料収入も少ないだろうが、そのことも給与の少なさは物語っているのではないか。

もっとも、同校に入職したい人物は、同校の教育方針に賛同する者であろうから、給料が安くても満足できるのであろう。

浅野

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神奈川県横浜市に所在する完全中高一貫の男子校。実業家の浅野総一郎浅野セメントや浅野造船所[現・JFEエンジニアリング]などを創業)が1920年に創立した。

インターエデュによれば、2017年度大学入試において東大合格32人(うち現役26人)で、全国18位。

学部卒初任給は24.8万円。賞与は年3回というが、何か月分くれるかが問題だ。